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かさばるブログ

とある大学生の読書録です。

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』岩崎夏海 (#3)

いつの間にか免許が期限切れを迎えていて、ぼくは大変肝を冷やしました。

3冊目です。しばらく本棚に積まれていた一冊。

上に貼ったのは文庫版ですが、読んだのは2009年出版の単行本のほうです。

購入日:不明 読了日:2016/12/07

何をこの本から得ようとしたか

ひとつは、ベストセラーに必要な要素が何か、本書を読んで少しでも見えればいいな、という思いから。

もうひとつは、『マネジメント』からエッセンスを抜き出してくれているであろう本書を読んで、ドラッカーの本に進むための足がかりにしたいという考えから。

誰がこの本を書いたか

岩崎夏海


秋元康×岩崎夏海×川上量生 スペシャル座談会 その1

東京藝術大学美術学部建築科卒。大学卒業後、作詞家の秋元康氏に師事。
AKB48のプロデュースなどにも携わる。

140字以内で要約すると

高校2年生の川島みなみが、病に倒れた親友・宮田夕紀のため代わりに野球部のマネージャーとなり、甲子園出場を目指す物語。「マネージャー」という言葉の意味すら知らなかったみなみは、書店でドラッカーの『マネジメント』に出会い、同書を拠り所として野球部に変革を起こしていく。(132字)

面白いと思ったポイントは

  • アウトプットに専門用語を使いがちな専門家に、彼らは相手に「理解してもらって(=インプットしてもらって)こそ初めて有効な存在となる」ということを認識させるのがマネジャーの仕事
  • マネジャーは専門家のボスではなく道具/ガイドであり、逆に専門家はマネジャーの教師であり教育者でなければならない。
  • 人とは費用・脅威であるが、人が雇われるのは強みや能力のゆえである。人のマネジメントとは、弱い存在である人の、その強みを発揮させることである。
  • 企業が存在しうるのは、成長する、ないしは変化を当然とする経済においてのみであり、企業こそがその成長と変化のための機関である。
  • イノベーションを行なう組織は、昨日を捨てて人材という資源を新しいもののために解放できる。

組織とは、個としての人間一人ひとりに対して、また社会を構成する一人ひとりの人間に対して、何らかの貢献を行わせ、自己実現させるための手段である。(p.171)

どのようにこの本から得たことを活かすか

専門家とマネジャーの話は、スペシャリストを目指す自分に響くものがあった。

バイト先などの身近な組織をもう一度見直し、何を変えるべきか考えたい。

その他雑感

ドラッカーの入門書としては充分読む価値のある本だと思いますが、小説だと思って読むと残念な気持ちになるのでそこは留意する必要あり。なぜ夕紀を死なせた

ベストセラーになった理由については、経営に関心のない人でもドラッカーの言葉を想像・理解・応用ができる形にし、『マネジメント』を世に知らしめたから、というありきたりな考えしか浮かびません。

なるべく早く『マネジメント』を読みたいところです。

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

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